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消された唱歌の謎を解く

消された唱歌の謎を解く

喜多由浩 著

定価 本体1400円+税
判型 四六判ソフトカバー
ページ数 252p
ISBN 978-4819113861

以下のオンラインサイトから購入いただけます。

発売日→2020年6月23日


GHQが塗り潰した「日本人の心」

『われは海の子』『水師営の会見』
『桜井のわかれ』『村の鍛冶屋』……
教科書から排除、切り刻まれた歌詞には、
先人が大切にした価値観や美徳がある。

私たちの唱歌を取り戻そう

名曲揃いの唱歌・童謡
【本書に登場する主な唱歌・童謡】
夏は来ぬ、おぼろ月夜、ふるさと、もみじ、われは海の子、里の秋、水師営の会見、
村の鍛冶屋、村祭、蛍の光、仰げば尊し、みかんの花咲く丘、うみ、ヒノマル、オウマ、
春が来た、赤とんぼ、おもちゃの戦車、富士の山、一月一日、茶摘、虫のこえ、南満本線、
夕やけこやけ、小楠公、鉄道唱歌、ペチカ、待ちぼうけ、からたちの花……

唱歌には親子の情愛、ノーサイド精神、
ものづくりの誇りなどが詰まっている!

主な内容

  • はじめに
  • 第1章 戦争に翻弄された歌
    ◎卒業式でスルーされる『仰げば尊し』
    ◎知らぬ間に音楽の授業が減らされている
    ◎『うみ』が大陸侵略の歌だって?
    ◎GHQにズタズタにされた墨塗り教科書
    ◎『われは海の子』は海洋立国・日本の象徴
    ◎出自を隠された『兵隊さんの汽車』
  • 第2章 教科書からの削除と改変
    ◎『里の秋』は「秋の歌」ではなかった
    ◎長く未掲載だった『みかんの花咲く丘』
    ◎『水師営の会見』は「軍歌」じゃない
    ◎〝手の平返し〟にされたヒーロー・正成
    ◎教育現場から一掃された「楠公の歌」
    ◎今こそほしい『村の鍛冶屋』の頑固おやじ
  • 第3章 生き残った名曲の秘密
    ◎作者も惚れ込んだ最高傑作『夏は来ぬ』
    ◎ベストセラーで外地へ延伸『鉄道唱歌』
    ◎「満州生まれ」とは知らない『ペチカ』
    ◎「姐(ねえ)や」が差別語? 『赤とんぼ』
    ◎母を想う『この道』と『からたちの花』
    ◎日本人の美意識に刺さった『荒城の月』
    ◎里心を理由に戦時は外された『故郷』
  • 第4章 台湾人の心に響いた唱歌
    ◎独自の唱歌をつくった志と情熱
    ◎「唱歌の父」が描いた教育の夢
    ◎「親」と慕われた日本人教師
    ◎先駆者となった一條愼三郎
    ◎日台の子供たちに大人気『ペタコ』
    ◎先住民の風俗に魅せられた詩人
    ◎公募でできたオリジナルの名曲
  • 第5章 闇に葬られた満州・朝鮮の歌
    ◎ばっさり切られた巨匠の力作
    ◎〝満州愛〟が詰まったテーマソング
    ◎京城師範が作った〝幻の唱歌集〟
    ◎ハングルの唱歌もあった〝お人よし統治〟
    ◎朝鮮の偉人や名所・旧跡まで歌に
    ◎外地の唱歌づくりは日本統治の真骨頂
    ◎思い出の歌よ永遠に
  • 第6章 100年先まで歌い継ぎたい
    ◎正月定番『一月一日』の意外なルーツ
    ◎台湾に残った「わが師の恩」
    ◎もうひとつあった『早春賦』のナゾ
    ◎九死に一生を得たボート遭難の歌
    ◎古関裕而は戦時中も名曲を連発
    ◎誰が「消された歌」の封印を解くのか
  • 結びにかえて