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死生論

死生論

曽野綾子 著

定価 本体1,000円+税
判型 単行本ソフトカバー
ページ数 270P
ISBN 978-4819113564

以下のオンラインサイトから購入いただけます。

発売日→2019年2月2日


人間が生きて死ぬということ 死を自覚してこそ自由になれる

人間が生きて死ぬということ
人間には自分が本来果たすべきだった任務を果たして死ぬという大きな使命がある筈だ。
私にも、いつも私がやるべきだと思われることがあった。

死を自覚してこそ自由になれる
人間が平等であるということは、すべての人に死が一回ずつ必ず与えられていることによって納得できる。
その代わり二回死ぬ人もない。
死ぬ運命を見極めると、逆にしたいことがはっきり見える。どうでもいいこともわかる。だから時間をむだにしない。

日常の幸福があふれ出す珠玉の言葉

主な内容

  • ① 途方もない解放
  • ② 人間の弱さといとおしさ
  • ③ 「不便さ」の効用
  • ④ 善良で最悪な社会
  • ⑤ どこまでが「ひとごと」か
  • ⑥ スローモーションの生き方
  • ⑦ 危機に学ぶ
  • ⑧ 職業に適した年齢

著者について

曽野綾子(その・あやこ)

1931年、東京生まれ。幼少時より、カトリック教育を受ける。53年、作家三浦朱門氏と結婚。54年、聖心女子大学英文科卒業。79年、ローマ教皇庁よりヴァチカン有功十字勲章受章。93年、恩賜賞・日本藝術院賞受賞。97年、海外邦人宣教者活動援助後援会代表として吉川英治文化賞ならびに読売国際協力賞を受賞。98年、財界賞特別賞を受賞。2012年、菊池寛賞受賞。1995年12月から2005年6月まで日本財団会長を務める。日本藝術院会員。2012年まで海外邦人宣教者活動援助後援会代表。日本文藝家協会理事。2009年10月から2013年6月まで日本郵政株式会社社外取締役。
著書に『無名碑』(講談社)、『天上の青』(毎日新聞社)、『哀歌』(毎日新聞社)、『老いの才覚』(ベストセラーズ)、『人生の収穫』(河出書房新社)、『人間の愚かさについて』(新潮社)、『人間の分際』(幻冬舎)、『私の危険な本音』(青志社)、『夫の後始末』(講談社)、『納得して死ぬという人間の務めについて』(KADOKAWA)など多数。