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習近平の悲劇

習近平の悲劇

矢板明夫 著

定価 本体1,300円+税
判型 四六判並製
ページ数 256P
ISBN 978-4-8191-1327-4

以下のオンラインサイトから購入いただけます。

発売日→2017年12月1日


かつて毛沢東を持ち上げたメディアに騙されない!

「習近平は毛沢東に並んだ」は嘘
権力闘争は2勝3敗1分け
第2期習近平政権、今後5年間の中国は彼のコンプレックスがさらに暴走する!

◎軍改革の大失敗 ◎「改革開放」の終焉
◎経済も政治闘争に使う ◎外交音痴で八方塞がり

この5年、彼の実績は何もない!
習近平が中国の最高指導者であることは、日本にとっても世界にとっても、中国や彼自身にとっても悲劇でしかない。
中国当局が恐れる現役記者が、弾圧と外洋拡張しか打つ手がない無能なトップの正体をあぶり出す。

主な内容

  • 第1章 習近平は2勝3敗1分け
    中国の"西朝鮮"化/ポスト習近平は習近平だけ/「習近平降ろし」の動きも/新・最高指導部の人々/墓をつくった男の大出世/もう1人のキーマン/「習思想」とは何か/習の勝率はまだ4割/「一帯一路」もAIIBもダメ/金融鎖国の悲惨
  • 第2章 コンプレックスの暴走
    なぜ習近平は毛沢東を真似るのか/コンプレックスの塊/孫政才失脚の意味/権力闘争は乱闘に/「改革」を59回も/「日本の民主党政権に似ている」/統計も闘争材料に使う/経済政策を骨抜きにした/「能力が非常に低いタイプ」/「ロケット軍」の実態/軍の腐敗と機能不全/「改革は成功したといえない」/人事部長が現場に/「マージャン改革」/「習家軍」になってしまう/軍の暴走、退役軍人はデモ
  • 第3章 習近平の「文革」
    タブーでなくなった赤い嵐/動員と宣伝歌で崇拝復活/主席夫人の政治介入/ネット時代に革命劇で思想教育/前政権の10倍になった〝政治犯?/道徳の「英雄」を押しつけ/十字架が「違法建築」に/「人治」の伝統/毛沢東思想の取り扱い/毛沢東と文革を賛美する人たち/毛沢東の時代には戻れない
  • 第4章 繰り返される独裁
    追放された産経記者/文革を見誤った朝日新聞/床下に隠した写真2万枚/日本人になりすまし脱出/一夜にして指導者になった農民/文革での失業対策が社会問題に/「改革開放の時代」の終焉/「陰謀論」で外国排斥/メディアは「党の喉と舌」
  • 第5章 権力と特権の伝統
    中国を動かす紅衛兵世代/隠された紅衛兵の墓/被害者による粛清/林彪が名誉回復できない理由/「連座制」は古代中国の習慣/陳情利用と陳情テロ/読書無用論という愚民政策/高級幹部の特権は中国の伝統/毛沢東の末裔たち/誰が国を裏切ったのか/改革派と習近平
  • 第6章 習近平は対外拡張し続ける
    習近平の外交は逆効果/習近平政権の反日キャンペーン/中国共産党にカモにされる日本/本気で戦争を考えていた/対日戦争5つの前提条件/安倍外交に負けた習近平/中国を動揺させた台湾の献花/中国でスパイにされた親中派日本人/でっち上げを反日宣伝に利用/「スパイ交換」で救助せよ/トランプはアジア外交に興味がない/裏の米中関係に気をつけよ/中国はなぜ北朝鮮を本気で制裁しないのか/中国とインドの一触即発/局地戦争を狙っている