円空を旅する
冨野 治彦 著
| 定価 |
本体1,365円+税 |
| 判型 |
四六判並製 |
| ページ数 |
123P |
| ISBN |
9784819110884 |
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滋味あふれる円空仏を追う
円空は、芭蕉や近松門左衛門と同時代の江戸時代前期の僧。生涯12万体の仏像づくりめざして行脚。
この本では荒削りの中に感じられる繊細さ、滋味あふれるほほ笑みをカラー口絵や多数の写真で紹介している。
目次
- 第1章 みちのくへ
- 異相の仏 生涯、12万体を彫る
- 伊吹山 洞窟、奇岩、薬草の山で
- 北海道・太田権現 勾配40度、延々と階段
- 未開の大地 「神体」彫り鎮守づくり
- 北海道・岩谷観音堂 隠れ家のような洞窟
- 洞爺湖・観音島 8月に年1度の出座
- 青森・恐山 本州最果ての霊場
- 青森・義経寺 義経と円空を結ぶ点と線
- 岐阜・星宮神社 統制の中、2年の遠征
- 岐阜・美並村 出生遁走の"ふるさと"
- 岐阜・阿弥陀寺 洞窟暮らし、異色の僧
- 名古屋・鉈薬師堂 ラストエンペラーとの出合い
- 京都・黄檗山萬福寺 明朝復興の謀議に触れる?
- 愛知・高田寺 密法を受け大願発す
- 第2章 大峯山修行
- 奈良・法隆寺 仏僧の原点に戻るために
- 奈良・笙ノ窟 菅原道真、源実朝ゆかりの霊場
- 奈良・弥山 栃尾観音に「空海の一夜彫り」
- 三重・志摩半島 大般若経巻頭に膨大な添絵
- 三重・常明寺 参詣の折に仏像を彫る
- 名古屋・龍泉寺 「木っ端でも仏」の境地に
- 岐阜・千虎の滝 神託を自ら刻んだ仏像に
- 大津・三井寺 尊栄から2回目の血脈受け
- 岐阜・羽島 文献に記された生誕地
- 再び伊吹山 少年時代、朝な夕なに参拝
- 第3章 弥勒の浄土へ
- 栃木・中禅寺湖畔 大願を胸に最後の遠征地へ
- 栃木・日光山 弁覚ゆかりの地で冬籠り
- 埼玉・観音院 169体岐阜に次ぎ全国3位
- 群馬・妙義神社 主峰・白雲山に抱かれて
- 群馬・貫前神社 円空の生年知る唯一の資料
- 岐阜・千光寺 飛騨人に親しまれた怪人
- 飛騨・清峯寺 白山信仰飛騨の一大拠点
- 飛騨・上宝村 10万体目の仏像を刻む
- 岐阜・高賀神社 歌集奉納、始期を悟る
- 関・弥勒寺 命に代え長良川の守護神に
- 円空と私 哲学者梅原 猛
- 円空歌集からみた円空の思想と信仰 円空学会理事長長谷川茂
- あとがき