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「時事新報が生きている」といったら殆どの人は「まさか」と思われることでしょう。昭和30年代に世間から名前が消えて50年近くも経っているのですから 無理もありません。しかし、株式会社時事新報社は“休眠会社”として存続しており、産経新聞社がお預かりして、いまも毎年、株主総会が開かれています。 『時事新報』は現代も生きているのです。
本書は、わが国初の中立言論新聞として、編集、広告、販売、事業の各分野で先駆的な仕事を展開した『時事新報』を検証し、福澤の思想と理念を学ぶことによって、ジャーナリズムの未来への指針となることを願って編集されています。