捜査一筋に生き、熱き捜査魂を遺して逝った敏腕刑事の物語「落としの金七 事件簿」(小野義雄著)が平成19年9月20日に発売。
主人公は「落としの金七」こと、警視庁捜査一課の刑事、小山金七。産経新聞の警視庁担当記者だった著者が、「ロス事件」「八王子スーパー射殺事件」「警察 庁長官銃撃事件」など凶悪事件の捜査に全身全霊を投じた「金七」の事件簿を蘇らせました。中でも「トリカブト事件」のアリバイ崩しにかけた捜査手法に名刑 事の手腕が光っています。
はじめに
関連年表
序 章 二つの重要事件と病魔
一、警察庁長官銃撃事件(平成七年三月)
二、八王子スーパー射殺事件(平成七年七月)
第一章 血判状と完落ち(昭和五十九年、目白署警察官殺害事件)
第二章 土埃と一杯のカップラーメン(昭和五十九年、世田谷のホステス殺害事件)
第三章 「二時間差」のトリック(平成三年、トリカブト事件)
第四章 海を渡った金七刑事(昭和六十三年、ロス事件)
第五章 刑事夫婦
一、それでも刑事になりたかった
二、警察官の妻
第六章 古びた捜査ノート
一、神田明神下に立ちつくす
(昭和六十二年、湯島の公認会計士刺殺事件)
二、愛情と憎しみは紙一重
(昭和六十二年、フリーカメラマンによる妻殺害事件)
第七章 「長官銃撃」で金七が狙っていたもの
終 章 捜査一課"最後のデカ"逝く
あとがき